大人のバレエ ちょっとウラ事情 私がバレエをやめた理由 [後編]

コラム

私が所属していたスタジオは、掛け持ちなどを禁止しておらず、大っぴらに「○○のオープンクラスは……」と言う会話も日常茶飯事でした。

本番が近づくにつれ、私は少しでもレッスンをしたくて、職場から近いオープンクラスに行くことにしました。

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先生の「崇拝者」たち

そこには同じスタジオで仲良くしていた人もいて、私は彼女に声をかけましたが、何故か不機嫌な顔で無視されました。仕事で疲れているのかな?と気にしませんでしたが、レッスンが終わってエレベータで一緒になった時に彼女が言ったのです。

「なんで、○○先生(所属スタジオの先生)のレッスン受けずにここに来てるわけ?普通はさ、まず○○先生のレッスンに出て、こっち来るのが筋じゃないの?」

彼女は「所属スタジオのレッスンに週一しかこれないくせに、他のオープンクラスを受けるのは間違っている」と言うのです。

私が「平日は距離的にここしか来られないし、少しでもレッスンしたいと思って」と言っても「まず◯◯先生を優先すべき。じゃないと筋が通らない」と。

正直、私には掛け持ちを禁止していないスタジオなのに、何が「筋が通らない」のか理解不能でした。

ああ、そうだった。彼女は◯◯先生の「崇拝者」だからだ、と思いました。

完全放置されて解き放たれる

オープンクラスに行った事を知った他の人からも似たような事を言われ、私はもう「うんざり」した気持ちになりました。掛け持ち禁止ではないと言うのは、「週3回以上◯◯先生のレッスンを受けている人だけ」と言う事?と。

踊りが出来ていないと責められるなら努力する価値もありますが、くだらないこと(私にとっては)で嫌味を言われたり無視されるのは、本当にげんなりします。どうでもいいことをぐちぐち言っている間に練習したら?と言いたくなります。

きっと、彼女たちが色々と言ったのでしょう。彼女たちに感化された先生は、私の練習は、一回チラッと見ておしまい。なーんにも言いません。(恐るべし女の世界)
他の人の踊りは数回踊らせ、いくつも注意しますが、私はほぼスルーです。

それが、あからさますぎて笑えるほどでした。

指導を求めても「えっ?好きなようにしていいよ」と言います。もう、完全放置です。

え〜、じゃ、好きなように踊ろうっと

発表会が終わったら、きっぱりやめると決めていた私は、先生がスルーするのをいいことに、変な方向に前向きになっていました。

そして、好き勝手に踊って終えた発表会以来、そのスタジオには足を踏み入れていないし、誰とも連絡をとっていません。

そうやってバレエをやめてから、もう5年くらい経ちます。数年前にカルチャースクールで再開したものの、コロナでクローズとなり、それから再開することはできていません。

いつかバレエを再開できる日を思い描きつつ、今日もストレッチ!です。

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コラム

Posted by Marisa